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内科一般・循環器内科

内科って何を診る?

頭から足の先まで全身を診る科です。
『頭が痛い』と言っても風邪に伴う頭痛の場合もあるでしょうし、髄膜炎や脳炎という怖い病気の一症状の場合もあります。脳腫瘍による場合も、片頭痛や緊張型頭痛もあります。疲労による場合だって・・・。
『めまいが・・・』頭の病気のことも、耳の病気の事も、気分的な場合もありますね。
『咳が出る』と言っても風邪による場合もあるでしょうし、気管支炎や肺炎の場合もあります。逆流性食道炎だって咳が出ますよ。不整脈でも出る場合があります。肺がんや縦隔(左右の肺と肺の間)腫瘍でも咳は出ます。結核は過去の病気ではありません。
『お腹が痛い』お腹の風邪?胃炎?虫垂炎?憩室炎?胆石?尿管結石?膵炎?いえいえ大動脈解離という恐ろしい病気の事もあります。みぞおち辺りの痛みだと心筋梗塞の場合だってあります。婦人科系の病気の場合も。
『熱が出た』風邪?インフルエンザ?いえいえ急性肝炎の初期症状の事も。腎臓に菌が感染した腎盂腎炎の場合もあります。膠原病の事も、白血病・リンパ腫といった血液の病気の場合もあります。
『あちこち体が痛い』風邪?インフルエンザ?いえいえ膠原病の事も。
色々と書きましたが、要は『風邪かな?』と思っても様々な病気の一症状の事もあるということです。
ある症状からどんな病気なのか総合的に診る科。それが内科です。『風邪は万病の元』。

循環器は?

文字通り「循環」を司る臓器を診る科です。
何の循環かといえば血液循環です。血液の循環に関わる臓器を「内科的に」診ます。
具体的には、心臓病、血圧、動脈硬化。ちっとも具体的ではありませんでした。では個々に、
心臓病は、慢性心不全、安定狭心症、陳旧性心筋梗塞、不整脈など。
血圧は主に高血圧症。動脈硬化は高血圧や糖尿病、脂質異常症の治療を介し進展を防ぎます。
ここで、「循環に関わる臓器」と書きましたが実際には体全体が関係します。例えば、イライラしたり、緊張したり、悲しく思ったり、感動したりしても脈は速くなりますよね。これらは「脳」が関係しています。「脳」が感じたことや考えたとこが自律神経を介して循環に影響します。心臓も働くには酸素が必要。酸素は「肺」から血液の中に溶け込まれます。副腎や腎臓からも血圧や自律神経を調節するホルモンや体液因子が出ています。甲状腺の病気でも血圧や脈拍に影響しますし。まあ、各臓器は繋がっていて影響しあってるということです。
「五臓六腑」っていいますよね。この得意分野はこちら→漢 方